パイ・スコーン

Published on: 3月 08 2015 by Shokolat

スコーンが食べたい。
ふとそう思ったのが全ての始まりでした。
スコーン焼いたはずなのに・・スコーンのはずなのに・・!


あ!アレ食べたい!
・・なんて。ふと思うことってありませんか?
私はそんなことが起きるといそいそと作り出します。
食べに行く、だとか。買いに行く、だとか。元来その思考が乏しい人なので、ふと・・が起こる度に都度作ります。

今回もふと・・が、起こり、例の如くおうち工房に立ちました。
いつもと違うのは、強力粉+薄力粉のブレンドではなく、準強力粉(中力粉)で仕込んだことくらい。
そう思っていたのです。

オーブンを開けるまでは。

オオカミなお口がこう、パッカーン!と開いたコレ。
そう、コレが我々の知るスコーン。と言うかコレがスコーンだよね、うん。そうそう。
この姿を想像しながら、焼成が終わりブザーのなったオーブンの扉を開けたのですよ。

お前、誰だ。

スコーン焼いたはずだよね?なんでパイが出てくるの?いやいやいや・・。
錬金術師になったのだろうか、私は。スコーンからパイを錬成したのか、私は。

・・あ、でもコレ・・面白い!!

ひょんなことから産まれたこの子を、パイ・スコーン(仮)として。
間髪いれずに再現しようと仕込んだ結果、普通のスコーンを作り出してしまい。
反省点と推理とを踏まえ、更に翌日、再現の再チャレンジを試みて・・
無事に成功しました!!

そんな訳でパイ・スコーン解説!

詳しくレシピは載せてませんが、お手持ちのバター多めのスコーンレシピをご利用下さい。
FP(フードプロセッサー)は使わず、手作業です。

(写真1)バターは2~2.5cm角位(冷えてる状態)で、粉の中でまぶしながら、カードで刻んでいきます。
(写真2)大雑把で作ることが重要です。バターは刻んで大体1cm角になりました。
(写真3)ボウルの真ん中を切って、半分はそのまま。半分は更にバターを刻んで行きます。通常のスコーン宜しく、指や手のひらで粉と擦り合わせながら、サラサラした状態にします。区切った半分の範囲がサラサラになったら、全体を混ぜます。
(写真4)ボウル中央でくぼみを作り、牛乳+卵液を投入。
(写真5)水分を全体にまとわせます。絶対練らないこと。切るようにサクサクと馴染ませ、粉が完全に混ざってない状態でOK。ボウルに生地を押し付けて、少しまとめて台に開けます。
(写真6)塊になるように押し付けて簡単にまとめます。
(写真7)打ち粉をして15~20cmに伸ばして、3つ折。縦方向に向きを変えて(閉じ目が横)また伸ばして3つ折。
これで1回。計2.5~3回繰り返します。丸囲みの部分はバター粒が大きく残っている部分。
(写真8)折れたら1.5cm厚に伸ばして、ラップで包みます。丸囲みの部分、バターは残っています。

2時間程は休ませて、生地の端を縦横カットして、四角に好きな大きさでカット。
生地断面ですが、バターの層がありますね。
これが原因です。ははは。
なんてことはないんです。スコーンをパイと同じ構造にしちゃっただけでした(笑)
作業から考えて、フィユタージュ・ラピッドを作っているイメージですね。

私は粉の生っぽい香りや味が嫌いなので、しっかり火を通したい。
だから焼成は高めの温度です(うちのオーブンでは200℃で25分)
めくれてますね~。やっぱり面白い♪

ブワッと層になっている姿。バターフレーキみたいじゃありません?
でも、食べると・・・スコーンなんです。見た目とのギャップ萌え(笑)
結論として、大雑把に作りすぎてしまったが故の新しいナニカを生み出した!と言うのが、オチでした。
検証終了。
ん~♪スッキリした!!

スッキリした所で、改めましてのティタイム。
今年も作った、金柑バターをたっぷりとのせて。
んー。うまっ♪

偶然とは言え、流行のハイブリッド風スイーツ!?を産みだしちゃったスコーン騒ぎでございました。
気になる方、変わったスコーン作りたい方は是非是非お試し下さい。
焼きあがった時のこれじゃない感が楽しいですよ^^


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