タルト・アブリコ

Published on: 8月 15 2015 by Shokolat

ひょんなことからやって来た杏さん。
大事に、大事に。お菓子に変身して頂いたお話。


佐渡の西三川地区にある、さかや農園さん。
此方の果樹園のりんごや、そのりんごで作られたジュース、各種コンフィチュールが素晴らしくて。
いつも美味しく頂いているのです・・が!

ある時、何処でだったか失念してしまいましたが・・発見したのです。
あんずのコンフィチュールが販売されているのを!!
ええええ!!あんず採れるの!?さかや農園さん、作られてるの!?

生 あ ん ず 、 欲 し い ! ! !

勿論無理にとは言わないけれど、分けていただけるなら・・買いますから!!

あぁ。実る、あんず様。
信州産を多く使用してきた私ですが、佐渡産のあんず、分けていただきました!!
職場のてんちょ様、さかや農園様神様仏様有難うございます!!!!
無駄なく、美味しく変身して頂きますっ。

で。
生あんずはコンフィチュールとシロップ漬に加工しておいて。
種は杏仁霜を取っておいて(笑)
さぁ、本番。

王道でしょう、あんずのタルト。
シュクレ生地をフォンサージュしたら、クレーム・フランジパン(アーモンドクリームとカスタードを合わせたもの)を流して、シロップ漬にしたあんずを並べて焼成。
シンプルな菓子です。

タルトリングとギザタルトと2種類、どちらも15~6cmで。
オレンジなビタミンカラーが眩しい。

お恥ずかしいけれど、タルトの横からの図。
タルトリングはフラットできっちり立って、ギザはちゃんと形もでていてホッとしました。はは。
暑い時期にフォンサージュ(生地をタルトなどの型に敷き込む作業のこと)するのは、時間勝負。
底の立ち上がりの角もシャープに、側面も浮かず、底も上げ底にならない様に。
慣れていればササッと出来ますが、やっぱりコツがいりますよね。
んー、でもやっぱり・・慣れかしら。
この作業をする時は、製造時代をどうしても思い出します。ナツカシイ日々・・。

フラットなタルトは、あんずを分けて頂いたお礼にお届けしたいので、箱に入れて・・。
ギザは自宅用に作ったので、大きめにカットしちゃう!ひゃっほー♪

味見する?はい、あーん。

酸味のあるキュン!としたフルーティーなあんずに、リッチなクレームフランジパン、そしてサクサクなタルト。とってもシアワセな味でした。
シンプルだけど、美味しい。王道って素晴らしい!

さかや農園さん、美味しい出会いと機会を頂いて有難うございました。何気ないヒトコトを覚えていてくれた、ボスにも感謝。
残っているコンフィチュールで、またタルト作ろうか・・はて。楽しい悩みが続きます。


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