ショコラ・クラシック。
クラシック・ショコラ。
ガトー・ショコラ。
これ、全て同じ菓子を指していますが、あなたはどの名前で呼ぶ派でしょうか?
私はいつも悩むんですよね~。
自分個人としては「ショコラ・クラシック」だな!と思っていますが。
例えばお店に並べる場合、一般の「あまりお菓子に詳しくはない」お客様もいらっしゃるので……迷うのです。
そこは、やはり私が勤めるのは洋菓子店ではないので;;
いろーんなお客様がいらっしゃいますから、例えばケーキのご注文をお受けして、よくわかんないからあなたのオススメ出して!
……なんてことも、あります(笑)
作っている人なので、全部オススメなのですけれど。あは。
あ!私の勤めているお店は、こじんまりとした洋食屋さんなので、仕事は垣根なくなんでもしなくてはなりません。
ですから、私の本分はケーキ係ですが調理も担当しています(一応2番手でもあります)
ホールで接客も行ないますし、メニューのデザイン印刷などもしています。
通称、何でも屋です♪
元々何でも屋気質なもので、あれもこれもやりたい!!なんて欲張りな私にはピッタリ?な職場でも有ったりして。
おっと!話しを戻して。
そもそも、「ガトー・ショコラ」と言ってしまうと、「チョコレート菓子」「チョコレートケーキ」と意味が広くなってしまう訳で。
逆に「クラシック」と呼ぶものは古くから作っている・・と言う意味にもなりますよね。
家庭で作る洋菓子のレシピ本なども、その呼び方はイロイロ有ります。
が、その中でもやはり「ガトー・ショコラ」という呼び名は一般的な気がします。
果たしてどれが一般的なのか少し疑問に思ったので、検索してみました(笑)
結果は
ショコラクラシック=約 2,190,000 件
クラシックショコラ=約 2,120,000 件
ガトーショコラ=約 6,280,000 件
となりました。ダントツでガトーショコラに軍配が上がった訳です。
ま、ともかくも。今回はこの「チョコレートケーキ」(笑)を題材に。
今回作ったものは、スリムパウンド型を使ってドライフィグ入り、チョコレートはカカオ含有が高い物で「大人ビター」に仕上げました♪
毎回合わせる物でチョコレートを変えたり、微妙な調整をいれたりもしますが……。
一応ベースの生地の分量をご紹介しようかと^^
物によって時間の目安や材料など大まかにしか書けませんが。すみません;;
いや~、細かい時間等は計って作業していないのでなんとも。
(21cm丸型1台分、またはスリムパウンド型2本分)
- お好みのチョコレート:130g
- 生クリーム:70g
- 無塩バター:85g
- ココア:85g(ふるいます)
- A)卵黄:5個分
- A)砂糖:50g
- B)卵白:5個分
- B)砂糖:40g
- お好みでお酒:15~20ml
*オーブンは予熱をしておくべし*
- チョコレート、バター、生クリームをボウルに入れて電子レンジで加熱。少しずつ様子を見てかけてください。
溶けたら分離しないように気をつけながらよく混ぜ合わせておきます(お酒入れる場合はここで加えてOK) - 別のボウルにA)の砂糖、卵黄の順で入れて白っぽくなる程度に混ぜます。
砂糖を先に入れて、後から卵黄を入れたほうがダマになりにくいのです。 - B)でメレンゲを作ります。しーっかり、立てちゃってください。
- 1に2を混ぜ合わせたら、ここから大急ぎです。まず最初に3のメレンゲを少量加えて、泡を気にせずしっかり混ぜてしまいます。
次にふるったココア、メレンゲを交互にボウルに加えては混ぜていきます。
サクサク、底から生地を持ち上げて引っくり返してサクサク、引っくり返して…というヘラの動きで。
ココアが少し残る程度で、メレンゲ。メレンゲが少し残る程度でココア。と言う具合に混ぜて行きます。
あとで綺麗に丁度いい具合に混ざるので、大丈夫。
出来たら型に流しいれます。 - 電気オーブンでは180℃で大体30分。
ガスオーブンでは170℃で大体 30分。
竹串を中心から斜めに差し入れて、引いて何もついてこなければOKです。
::::補足として::::
この配合はアレンジしやすい様に~というベースの生地に作っているので、アレンジで多種多様に作ってみてください。
例えば、砂糖の量を少なくしているので、コンフィチュールを加えて焼いても美味しいです。
また、チョコレートの種類によって砂糖は増減してください(&上に粉糖をかける場合もあるので、その辺も考慮して調整したり)
砂糖の種類はお好みで。よりしっとりを目指すならば上白糖、おすすめ。
私の配合は小麦粉が入りません。ですから、多少中心が生だとしても大丈夫だったりします。
モアルーショコラ(フォンダンショコラ)を作る時もこのベースを調整したもので作っています♪
上面のひび割れが酷い!いやん!という場合。焼成中こまめにオーブンを瞬間開け閉じをして、庫内の脱気をするとよいです。
焼けて膨張して生地が上がる時に、中の蒸気をんー、プシュウウ!って出したらひび割れちゃった☆
と、なるので。生地が上がってきたら脱気、を繰り返すことにより、ひび割れしにくくなります。
開けすぎていると温度が下がってしまうので、瞬間で!です(笑)