間が空いて・・の、久々更新となってしまいました。
まだまだ、まだまーだ!毎日暑いので、一体季節感は何処へやら??ですが……。
続々と秋メニューを始めています^^
こうも連日暑いと、なかなか焼き物系を始める気にもならなかったりしますが(苦笑)
すこ~しずつ、解禁。
なんたって食欲の秋!秋の食材もどんどん出てきますからね♪
そんな訳でまずはコレ、と無花果モノを。
・・と、言っても。実は店長殿からやってやって~!と暑い・・熱いリクエストを受けたから。
今回は地物・佐渡産のクロ無花果 『 ビオレ・ソリエス 』 を使ってタルトを作りました。
『 Gateau de Sado 』 シリーズ、無花果編ですねぇ。
これまでもプライベートでは何度も使っている&作ってはいたんですけれど、仕事では初使いだったりします。
なんたって、その・・お値段がね……お高いからね
通常よく見る無花果(桝井ドーフィン)も栽培されて店頭にも並んでいますが、最盛期には安くなったりしますよね。
しかし。このビオレ・ソリエス様はまず価格が常に変わりません・・。
でもでも!高いのにはキチンと理由もありまして。
▲ 小木ビオレー、断面図
無花果の断面に溜まる水滴は、無花果から溢れる糖蜜。
このビオレ・ソリエスはフランス原産の品種で、病害虫に弱く、通常よく見る桝井ドーフィンよりも小粒で収穫数が少なく・・。
また、日本での栽培地も少なく、佐渡でも小木地区だけでしか栽培がされていません。
糖度が高く、写真のように蜜が溢れ出てくるほど♪
ぎゅっと濃縮したような、濃いお味なので、私は 『 最強無花果様 』 と呼んでいます(笑)
この最強無花果様を贅沢に使っちゃおう~、と言うことで・・。
土台にシュトロイゼル(そぼろ状のクッキー生地)を広げて。
紅茶のクレーム・フランジパンを流して、無花果を埋め埋めして焼きこんで。
バニラビーンズもたっぷり!な、ミルクのコンフィチュールを加えた、クレーム・シャンティイ(ホイップクリーム)を合わせて。
そんなこんなで、出来上がり~。
ちょっと地味ですけれど・・。
丸型も考えたんですが、ビオレ自体が小粒なので、それに合わせた角型で作ってみました^^
ほろザクっとした生地の食感、火の通った無花果、紅茶の香りとそれに負けない無花果の旨味と瑞々しさ。
そして、ミルキー感をプラスしたクリームが全体をほんわりまとめてくれます。
うんうん。
やっぱりビオレ・ソリエス、好きだわ~。
最強無花果様だわ~、と今年も再確認だったのでした。